新バージョン”RATS11”がリリースされました

RATS 11は、ユーザーの利便性を高めるインターフェースの強化と、より高度な分析を可能にする新しいコマンドや機能が追加されました。

●プロジェクトファイルの導入 (Projects):
複数の計算ファイルを単一の「zip」形式で管理できる新しいファイルタイプを導入。計算の整理と持ち運びが容易になりました。

●グラフ形式の変更 (RGFZ format for graphs):
グラフの標準フォーマットが、より効率的で現代的なZipped JSON形式に変更されました。

●ユーザーインターフェースの柔軟性向上 (Preferences & Dark/High-Contrast Mode):
・フォントサイズ調整オプションの追加：
ほとんどのウィンドウでインターフェースフォントサイズを調整できるようになりました。

・OS設定との連携：
OSのアクセシビリティ設定に基づいて全てのフォントサイズを調整可能。

・ダークモード/ハイコントラストモード対応：
MacintoshおよびUNIXではダークモード、Windowsではハイコントラスト設定に応じて、ほとんどのウィンドウの色スキームが変更され、視認性が向上しました。

●分析コマンドと機能の強化:
・CMOMENT命令の拡張：
生クロスクロダクト行列を相関に変換する変換係数を提供する%SCALEV VECTORが定義されました。

・DENSITY命令の機能強化：
ブートストラップ用のSHUFFLEオプションが追加されました。

・ERRORS, FORECAST, HISTORY, IMPULSE, PRINT, SIMULATE, STEPS, UFORECAST 命令へのTITLEオプション追加：
表示される出力（予測、分解データ、応答、データ、シミュレートされたデータ）の上にタイトルを追加できるようになり、視覚的な明確性が向上しました。

・LINREG命令の改善：
CMOMオプション使用時に対応するCMOMENT命令からSHUFFLEオプションを継承。
また、ロバスト標準誤差計算の自由度調整のためHC1オプションが追加されました。

・NLLS命令の改善：
ロバスト標準誤差計算の自由度調整のためHC1オプションが追加されました。

・NPREG, SSTATS 命令の機能強化：
ブートストラップ用のSHUFFLEオプションが追加されました。

・OS命令の追加：
外部コマンドを実行するための新しい命令が導入されました。

・PLS命令の追加：
Penalized Least Squares（リッジ回帰またはLASSO）を実行するための新しい命令が導入され、より高度な回帰分析が可能になりました。

●グラフ作成機能の拡充 (SCATTER):
・行列からの散布図作成：
XおよびYオプションが追加され、系列だけでなく行列からも散布図を作成できるようになりました。

・シンボルマッピング：
XおよびYオプション使用時にシンボルマッピングを提供するSYMBOLSオプションが追加されました。

詳細はこちらから
(メーカーサイト（英語）が開きます）

・ ≪無償アップグレードのご案内≫
以下の条件に該当するお客様には無償でアップグレード対象です。
1） 2025年1月1日以降にRATSを新規ご購入されたお客様、またはバージョン10へアップデートされたお客様
2） 現在、有効なアップデートサブスクリプションをお持ちで、その有効期限が2025年2月28日まで（数ヶ月の猶予期間を設けております）またはバージョン11までとなっているお客様

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